ケーブルカーは、左右で車輪が違う!?

ケーブルカーは、レールの上を鉄の車輪で走る鉄道の仲閒。レールは、一般的な鉄道と全く同じものを使っています。しかし、車輪は独特の構造を持っており、左右で異なる形をしています。



溝車輪

車輪の外側、内側両方が出っ張っており(フランジといいます)、レールを車輪の溝で包み込むような構造になっています。この車輪がレールをしっかり掴んで、脱線を防いでいるのです。


平車輪

溝車輪とは逆に車輪に出っ張りがなく、幅の広いローラーのような形をしている、ケーブルカー独特の車輪です。こちらの車輪は、レールの上に乗っているだけです。

どうして左右で車輪が違うの?

ケーブルカーは線路の間にロープがあるため、中間の行き違い場所で通常の可動式ポイント(分岐器)を置くことができません。そのため、必ず外側の溝車輪が線路をガッチリ掴み、内側の平車輪がロープが通るすき間の空いた分岐を乗り越えるようになっているのです。

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【コラム】線路幅が独特なワケ

御岳ケーブルカーの軌間、つまり線路幅は1049mm。これは、在来線の1067mm、新幹線などの1435mmとも異なる、御岳ケーブルカー独自の規格となっています。どうしてこのような軌間を採用しているのでしょうか。次の3つから正解を選んでください。

1 急勾配を登るのに都合が良い幅と考えられていたため
2 建設時、1067mmぶんの土地を確保できなかったから
3 1067mmだったのが、大型のレールに交換した結果狭くなった

わかりましたか? 正解は3番。かつて、御岳ケーブルカーでは「ギーセライベルン型」と呼ばれる、小型レール(1mあたり28.5kg)を使っていました。1991年、一般的な鉄道と同じ50Nレール(1mあたり50kg)に変更し線路踏面が大きくなりました。軌間はレールの内側を測るため、従来より18mm狭い1049mmとなったのです。

▲新旧レールの実物(向かって左:50Nレール 右:ギーセライベルン型レール)が御岳山駅の一角に展示されています。


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