Q 御岳ケーブルカーで働いている人は何人いるの?
A 全部で30人ほどが働いています。
2017年3月現在、ケーブルカーの現場で働いている職員は約30人。そのうち、駅の業務や売店などで働く営業部は17人。保線や整備点検を行う技術部は6人ほどが働いています。
Q 職員はどこで暮らしているんですか?
A ケーブルカーから比較的近い町に暮らしています。
青梅市やあきる野市など、比較的近くに住んでいる人がほとんどです。子どもの頃、学校の遠足で御岳ケーブルカーに乗ったことがある職員も多く、なかには「まさか遠足で乗ったケーブルカーの職員になるなんて」と笑って語る人もいます。ユニークなところでは、技術部の課長は御岳山駅の近所、つまり御岳山の頂上に暮らしています。
Q 食事はどうしているんですか?
A 多くの人はお弁当を持参しています。
御岳山駅前には、お土産屋さんを兼ねた食堂もありますが、両駅職員の多くはお弁当を持参しています。
Q 御岳登山鉄道で働く魅力を一つ教えてください。
A 日々変化する自然…毎日が新しい発見が出来ることです。
春のヤマザクラやミツバツツジ、夏のアジサイ、ヤマユリ、レンゲショウマ。秋の紅葉や冬のロウバイ、氷の花など、本当に色々な花や景色を見られるので、毎日勤務しても飽きることがありません。
Q 御岳登山鉄道で働く「ツライコト」を一つ教えてください。
A 冬場の雪掃きを手作業ですることです(笑)。
冬場、線路軌条面より多く雪が降った場合、運休になり社員総出にて雪掃きを手作業で実施しなければならないのです(笑)。
Q 職員は、鉄道ファンが多いんですか?
A 休日になるとカメラを持って、列車の写真を撮りに行く人もいます。
【コラム】観光だけじゃない、生活路線でもあるケーブルカー
ハイキングや遠足など、観光施設のイメージが強いケーブルカー。実は、御岳ケーブルカーは、通勤通学の足としても使われています。
御岳山駅から2~30分歩いた所には武蔵御嶽神社と24軒の宿坊などがあり、150人ほどが暮らしています。麓の小中学校に通う子どもも多く、毎朝ケーブルカーで学校に通っています。